…薫製の肉,野菜サラダが最も多く用いられるが,伝統的にロシア人が珍重するのは,チョウザメの肉とその卵であるキャビア,イクラ,塩漬けや酢漬けにしたニシンなどである。冷たいものが主体であるが,場合によってはピロシキやブリヌイbliny(一種のクレープ)のように小麦粉からつくられる熱いものをそえることがある。前菜とともにウォッカを飲むのがロシア料理の特徴の一つである。…
…ロシア正教ではふだんでも水曜日と金曜日は精進日とされ,復活祭やキリスト降誕節(クリスマス)のような大きな祭りの前には長い斎戒期が設けられていて,その間は肉食が禁止された。そうでなくても肉や卵は祭日の食物であったが,祭日や祝いごとのあるときには,パイに似たピローグpirog,クレープ風のブリヌイbliny,穀物に蜜や干しブドウをまぜてたきこんだクチヤーkut’yaなども食卓に供された。今では宗教上のタブーがほとんど消滅したばかりでなく,ヨーロッパやカフカス,中央アジアの料理が日常生活に取り入れられて,ロシア人の食生活は著しく多様化している。…
※「ブリヌイ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...