ブルトノー,P.(読み)ぶるとのー

世界大百科事典(旧版)内のブルトノー,P.の言及

【気管切開術】より

…最初の気管切開がいつ行われたかは明らかではないが,アレクサンドロス大王が剣を用いて行ったという言い伝えがあり,また古代人がすでに行っていたというギリシア時代の記録もあるという。しかし,はっきりと記録された最初の例は,1826年にフランスのブルトノーPierre Bretonneau(1778‐1862)が5歳の女子のジフテリアによる気道閉塞(気道がつまること)に対して行ったものとされている。このように気管切開は,初め気道狭窄に対して行われたが,現在ではこの手術によって,呼吸時の抵抗が減り,分泌物の除去が容易になり,呼吸の調節も可能になることから,前述のように広い目的に行われるようになった。…

※「ブルトノー,P.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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