世界大百科事典(旧版)内のブルース音階の言及
【ジャズ】より
…譜面通りに弾くのが作法で,即興性の大きいジャズとは一線を画すが,その原型をなすものの一つ),宗教歌(黒人霊歌,教会歌など),労働歌も構成要素に数えられる。このなかで特に重要なのは,ブルースに使われるブルース音階(長調の3度と7度の音,すなわちミとシが半音ちかく下がる音階)とコード進行(主音→下属音→主音→属音→主音)である。またブルース・ボーカルは,ふつう各段4小節のうち残りの1小節半を〈ブレークbreak〉と呼ぶ余白として残したが,伴奏楽器はここを短いカデンツァで飾った。…
※「ブルース音階」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」