世界大百科事典(旧版)内のブレークモア,A.H.の言及
【人工血管】より
…血管移植の材料として用いられる人工の血管。人工血管の研究は古くから行われてきたが,今日広く用いられている血管の中膜の弾性繊維を人工的に作製するという意味で,人工血管を発表したのは1952年ブレークモアA.H.Blakemoreが最初である。その後,ナイロン,オルロン,ダクロン,テフロンなどの合成高分子材料を編んだり,織ったりした人工血管,その表面を特殊加工したもの,あるいは不織布人工血管,さらには加工したウシの頸動脈やヒトの臍帯静脈などの生体材料が出現し,今日では少なくとも一定以上の太さの動脈では,人工血管移植は一般的な手術とされている。…
※「ブレークモア,A.H.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」