世界大百科事典(旧版)内のブロック柱頭の言及
【柱頭】より
…柱とそれが支持するものとの間に設けられる部材。キャピタルともいう。柱頭はとくに石造建築で発達した。これは上からの荷重を細い柱に安全に伝達させる役割をもち,一般に頂部を切断した円錐や角錐を倒立させ,その上に正方形や円形の厚い頂板をのせた形に作られる。柱頭は視覚上重要な部材なので,各種のモールディング(刳形)や文様を刻み,動植物の彫刻などで飾られた。 柱頭の形状は地域と時代によって多様に変化している。古代エジプトでは,ハスの花,パピルス,ヤシの葉などをモティーフとして,それぞれロータス形(鐘形),パピルス形,パルメット形のほか,小神殿をいただくハトホル神の頭部など各種の柱頭を使用した。…
※「ブロック柱頭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」