世界大百科事典(旧版)内のブロニャール,A.の言及
【維管束植物】より
…しばしば高等植物と呼ばれることがある。 かつて,植物界を花の有無によって顕花植物と隠花植物に二分する分類法があった(ブロニャールA.Brongniart,1843)。比較器官学の立場から花は〈茎頂に胞子葉が密生したもの〉と定義づけられるので,隠花植物に属するシダ植物の中にも一種の花を咲かせるものがあることになる(例,ヒカゲノカズラ,トクサ)。…
【隠花植物】より
…植物界の1/3として扱われていたわけである。19世紀に入るとフランスのブロニャールA.Brongniart(1843),イギリスのベンサムG.BenthamとフッカーJ.D.Hooker(1862),ドイツのアイヒラーA.W.Eichler(1883)らは植物界を顕花,隠花の二大植物群に分類した。彼らによれば植物界の1/2として隠花植物は扱われていたわけである。…
【顕花植物】より
…隠花植物の対語。花を咲かせる植物の総称で,裸子植物と被子植物を含む(ブロニャールA.Brongniart,1843)。有花植物はこれとほぼ同義語的に用いられることもあるが,元来は被子植物のみをさす。…
※「ブロニャール,A.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」