世界大百科事典(旧版)内の《ブンダヒシュン》の言及
【ペルシア文学】より
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[中世イラン期]
この期の新しい傾向としては,(1)口承によって伝えられてきた〈アベスター〉をはじめとする,ゾロアスター教聖典の集大成化と文字化,(2)ギリシア語とサンスクリット文献の翻訳,が指摘できる。宗教文学としてまず取り上げるべきものは,《ブンダヒシュン(原初の創造)》と《デーンカルト(宗教の行為)》の2書である。ともに,当時のゾロアスター教聖職者階級の所有していた知識の集大成であり,とくに後者は,現存のパフラビー語(中世ペルシア語)文献中最大の量を誇る,一種の百科事典である。…
※「《ブンダヒシュン》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」