《プスタの民》(読み)ぷすたのたみ

世界大百科事典(旧版)内の《プスタの民》の言及

【イェーシュ】より

…シュルレアリストとして出発したが,後に骨太の農民リアリズム,表現主義的,時に古典主義的,異教的な牧歌調の様式等の融合が見られる。詩のほかに自伝的長編《プスタの民》(1936),評伝《ペテーフィ・シャーンドル》(1936),《曳き船のカーロン》(1969)など,多彩で精力的な創作活動で,戦後文壇の重鎮の一人であった。【岩崎 悦子】。…

【プスタ】より

…1930年代に入り,ハンガリーの民族的危機が痛感されたとき,プスタの人々の間に残るハンガリー民族の伝統を見直そうとする動きが広まった。その典型的なものがイェーシュ・ジュラの著書《プスタの民》(1936)であった。これはそのときまで一般のハンガリー人も知らなかったようなプスタの人々の生活状態や思考様式を描き出し,今日でもなお広く読まれている。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」