世界大百科事典(旧版)内のプチ・ポアンの言及
【キャンバス・ワーク】より
…キャンバス・エンブロイダリー,区限ししゅうともいい,アメリカではニードル・ポイントneedle pointという。この技法は,古くからあるプチ・ポアン(テント・ステッチ),グロ・ポアン(クロス・ステッチ)などが代表的な刺し方で,土台布の織糸をすくって縦,横,斜めの方向に刺すので,図柄は織り目にそって構成され,布全体を刺すと織物風になる。 すでに古代エジプトやローマで行われ,12世紀には教会関係の祭服,祭壇おおい,掛布などの装飾に用いられ,ドイツ製の祭服が現存している。…
※「プチ・ポアン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」