プラエフェクトゥス・プラエトリオ(読み)ぷらえふぇくとぅすぷらえとりお

世界大百科事典(旧版)内のプラエフェクトゥス・プラエトリオの言及

【ローマ】より

…彼自身は自らの地位をプリンケプス(〈第一人者〉)と呼んだ(そのため彼の始めた国制をプリンキパトゥスと呼び元首政と訳される)が,このような彼の地位は〈皇帝〉の名にふさわしいので,われわれは彼を皇帝と呼び,ここにローマは帝政期に入ったとみるのである。 一般的には共和政期の官制がそのまま続いたが,彼の周囲には皇帝顧問会(コンシリウム・プリンキピスconsilium principis)が置かれ,新たに親衛隊長(プラエフェクトゥス・プラエトリオpraefectus praetorio)などの官職がつくられた。ローマ市には消防隊,水道管理官,食糧管理官が置かれ,新しい建造物(例えば〈平和の祭壇(アラ・パキス)〉,アウグストゥス広場など)も建てられて,帝国の首都にふさわしいものに生まれ変わった。…

※「プラエフェクトゥス・プラエトリオ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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