プラサンガ論法(読み)ぷらさんがろんぽう

世界大百科事典(旧版)内のプラサンガ論法の言及

【ブッダパーリタ】より

…南インドに生まれ,清弁(しようべん)とともにサンガラクシタ(衆護)に就いて竜樹の教説を学び,空の思想を強調した。清弁が中観派と並ぶ大乗仏教学派である唯識学派との対抗上,師説に反して自派の主張を確立する立場(スバタントラ)を主張したのに対し,仏護は師とともに竜樹のプラサンガ論法(相手の論理の矛盾をつき,過誤を認めさせる帰謬論証法)を守って,《中論注》を著した。これより中観派は二分し,彼の系統をプラーサンギカ(帰謬論証)派といい,清弁の系統をスバータントリカ(自立論証)派という。…

※「プラサンガ論法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android