改訂新版 世界大百科事典 「プラスチックケーブル」の意味・わかりやすい解説
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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…前者はその後,加硫法などの製法改良および石油化学工業などの発展に伴う合成ゴム,エチレンプロピレンゴム,塩化ビニル,ポリエチレンなどの材料変換の努力が加えられ,さらに1958‐59年ころからポリエチレンに架橋(橋架け)技術が導入され,現在の架橋ポリエチレン絶縁ケーブル(CVケーブルという)の発展の基礎ができ上がった(図1)。今日ではCVケーブルはプラスチックケーブルの主要部分を占め275kV級に多用され,近く500kVCVケーブルも実用化される勢いにある。後者はコンパウンド含浸絶縁体に改良が加えられ,絶縁紙に比較的高粘度の絶縁油を含浸した積層ソリッド油浸絶縁ケーブルとして,遮へい構造の改良と相まってベルトケーブル,Hケーブル,SLケーブル,ノンドレーンケーブルなどの呼称のもとに60kV級まで(おもに11~33kV)実用された。…
※「プラスチックケーブル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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