世界大百科事典(旧版)内のプラーガ,M.の言及
【ノベリ】より
…1880年ごろより悲劇に転じるが,まじめさと滑稽さが混じり合った演技に長じ,例えばとくに《ベニスの商人》のシャイロック役では,絶妙のせりふまわしで世をわかせたという。その他H.イプセンやフランス自然主義の影響をうけたプラーガMarco Praga(1862‐1929)などの作品を演じたが,とくに当時人気があったテストーニAlfredo Testoni(1856‐1931)の《ランベルティーニ大司教》の司教役は人気があった。イタリア初期の映画でも活躍している。…
【ベリズモ】より
…ナポリに生まれてシチリアを舞台に大作《ビーチェレ》(1894)を著したデ・ロベルトFederico De Roberto(1861‐1927),ナポリの貧民を描いた女流作家セラーオMatilde Serao(1856‐1927),サルデーニャ島出身でノーベル文学賞を受けた女流作家G.デレッダ,ナポリの方言作家S.ディ・ジャーコモら。また,〈ベリズモ〉の劇作家としては,ベルガのほかに,コッサPietro Cossa(1830‐81),G.ジャコーザ,プラーガMarco Praga(1862‐1929)らがいた。【河島 英昭】。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」