世界大百科事典(旧版)内のプリズム赤外領域の言及
【赤外線】より
…タリウムの化合物からなるKRS‐5(TlBr‐TlI),KRS‐6(TlBr‐TlCl)などは透過率は50%以下と小さいが,近赤外から数十μmの遠赤外にわたり平たんな透過特性を示す。分光器用の分散系としてこれらの物質を材料としたプリズムが用いられるので,波長25μm程度までをプリズム赤外領域と呼ぶことがある。不純物濃度の小さいケイ素SiやゲルマニウムGeも中間赤外まで比較的よい透過特性を示す。…
※「プリズム赤外領域」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」