世界大百科事典(旧版)内のプレナム・チェンバー型の言及
【エアクッション船】より
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[エアクッション船の構成]
エアクッション船の動力装置には,小型で軽量であることが望まれるため,主として航空転用型の舶用ガスタービンが用いられ,これにより駆動される浮上用ファン(遠心式ファンが多い)から供給されるエアジェットにより浮上し,空中プロペラやダクトファンにより推進力を得ている。エアクッションを形成する方法により,プレナム・チェンバー(圧力室)型とアニュラージェット(周辺噴流)型に分けられ(図),前者は艇体下面から一様に噴流を与え浮上するもの,後者はジェットノズルによって船底周辺に沿って空気噴流(エアカーテン)を噴き出しエアクッションを形成するものである。後者の方式のほうが浮上性能や安定性能に優れているため,広く用いられている。…
※「プレナム・チェンバー型」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」