世界大百科事典(旧版)内のプレート・トレーサリーの言及
【トレーサリー】より
…一般に石製だが,木製,金属製のものもあり,この骨組みと骨組み,骨組みと窓枠との間には,ステンド・グラスをはめる。12世紀までは薄い板石をくり抜いたプレート・トレーサリーplate traceryを用いたが,イタリアではこれに棒状の骨組みを加えた,ばら窓を造った。しかし,棒状の石材だけで造った,複雑な模様の本格的なトレーサリーであるバー・トレーサリーbar traceryを最初に用いたのはフランスのランス大聖堂で,これがその後の発展の起点となった。…
※「プレート・トレーサリー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」