ヘキサメトニウム(読み)へきさめとにうむ

世界大百科事典(旧版)内のヘキサメトニウムの言及

【血圧降下薬】より

…また,連用によってしだいにレセルピンのようなノルアドレナリン枯渇作用が現れるといわれている。交感神経の興奮を神経節で遮断するものに,ヘキサメトニウム,ペントリニウム,メカミラミンなどの神経節遮断薬がある。これらは最も強力な血圧降下薬に属し,高血圧治療に有効性が認められた最初の薬物ということができるが,激しい副作用をともない,また必然的に副交感神経節も同時に遮断するため,交感神経系により選択性をもつ薬物が開発された現在ではほとんど使われていない。…

【自律神経薬】より


[自律神経節遮断薬ganglion blocking agent]
 自律神経節細胞のアセチルコリン受容体(ニコチン様受容体)に結合して,アセチルコリン感受性を低下させ,興奮の伝達を遮断する薬物。代表的なものとして,ヘキサメトニウム,メカミルアミン,ペントリニウムなどがある。交感神経節も副交感神経節も,ともに遮断する。…

※「ヘキサメトニウム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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