へそ石(読み)へそいし

世界大百科事典(旧版)内のへそ石の言及

【臍】より

臍帯(さいたい)(俗にいう〈へその緒〉)が胎児に付着していた部分,すなわち臍輪の跡。臍帯は臍輪によって輪ゴムのようにとりまかれているが,生後日がたつにつれて,その締めつけが強くなり,臍帯の中を走る臍動静脈も閉塞し,結合組織化して,臍帯が脱落する。つまり,へその緒が落ちるのである。臍帯の脱落後,臍動静脈の断端部は周囲組織とともに縮小し瘢痕(はんこん)化し,いっそう狭まった臍輪の中に,こけしの首のようにはまりこみ,その上を皮膚がおおう。…

【六角堂】より

…門前町が発達し,そこには巡礼者のための宿屋が多く建ち並んで,洛中でも有数の旅宿町となっていた。本堂の東に〈へそ石〉と称する礎石がある。寺伝では旧本堂の礎石というが,この異称が生じたのは,当寺が下京の中心だったことによると思われる。…

※「へそ石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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