へっつい

世界大百科事典(旧版)内のへっついの言及

【かまど(竈)】より

…食物の煮炊きに用いる施設。
【中国】
 中国の新石器時代では,(てい)・(れき)など3本足のついた器と,鍋・釜など丸底の器とを用いて煮炊きした。前者は直接火にかけるので,かまどは不用である。後者は底を支える支脚ないしは胴部をかけるかまどを必要とする。初期の畑作農耕文化に属する磁山文化の土製支脚は古い例で,平底円筒形の器を支えている。初期稲作農耕文化に属する河姆渡(かぼと)文化(河姆渡遺跡)には,鍔付き釜あるいは(こしき)があり,かまどの存在が予想できる。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」