ヘテ人(読み)へてびと

世界大百科事典(旧版)内のヘテ人の言及

【ヒッタイト】より

ボアズキョイ出土の粘土板文書,バビロニア,アッシリアの史料では,ハッティḪatti,エジプトの史料ではケタḪ‐t’と記されている。
[研究史]
 19世紀後半,北シリア,アナトリアの各地で未知の象形文字碑文が発見され,その文字が旧約聖書のヘテ人(びと)との関連で論議されるようになった。その一方,1887年,エジプトで〈アマルナ文書〉が発見され,ヒッタイト王スッピルリウマがエジプト王にあてた書簡やその他の外交文書から,前14世紀ヒッタイトが北シリア,アナトリア一帯を領有する一大勢力であったことが明らかになった。…

※「ヘテ人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android