世界大百科事典(旧版)内のヘラコウモリ上科の言及
【コウモリ(蝙蝠)】より
…小翼手亜目Microchiropteraのものは尾が長く,耳介の前面に耳珠や外縁の基部に迎珠(げいしゆ)と呼ばれる大きな葉状の部分があり,前肢の第2指につめがなく,臼歯には鋭くとがった突起がある。新旧両世界の熱帯から亜寒帯まで分布し,種類が多く,サシオコウモリ上科,キクガシラコウモリ上科,ヘラコウモリ上科,ヒナコウモリ上科の4上科と17科がある。サシオコウモリ上科Emballonuroideaには,尾がきわめて長く耳介が大きなオナガコウモリ科,鼻葉がなく尾が短いサシオコウモリ科,魚食で有名なウオクイコウモリ科,最小のブタバナコウモリ科が含まれる。…
※「ヘラコウモリ上科」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」