世界大百科事典(旧版)内のヘリック,C.J.の言及
【中枢神経系】より
…神経管の側壁内面を一つの溝すなわち境界溝sulcus limitansが後方から前方に走り,中脳に達し,その先は不明りょうであるが,間脳の床に終わると想像される。ヒスW.HisとヘリックC.J.Herrickによると,末梢神経系における運動神経‐知覚神経,および自律神経‐脳脊髄神経に対応して,境界溝から腹側は運動区,背側は知覚区,境界溝に沿った部分は臓性visceralで,離れた部分は体性somaticである。この基本設計はサメ類で最も明りょうに示され,知覚区は運動区に比べて種による変異が著しい。…
【味覚】より
…ネコではサルと同様大脳皮質味覚野まで同側性に投射するが,ラットでは結合腕周囲核から視床後内腹側核へは両側性に投射する。この結合腕周囲核が味覚に関係していることは,1905年にヘリックC.J.Herrickによって明らかにされていた魚の味覚伝導路にヒントを得てノーグレンR.NorgrenとレオナルドC.M.Leonardがラットで見いだした(1970)。
[基本的味覚basic taste]
ヒトの味覚の基本的要素がいくつあるかについては正確にはわからない。…
※「ヘリック,C.J.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」