世界大百科事典(旧版)内のヘリング,P.の言及
【政治学】より
…政治行動論は,コンピューターの発達によって大規模な調査の集計分析や大量データの処理が容易になったために,20世紀中葉の政治学の裾野を大きく拡大し,新しい次元を開くのに貢献した。 他方,市民国家が予定した制度的枠組みをこえて,多数の社会集団や政治運動が政治的決定に影響を与えようと活動するようになった現代社会の政治を背景に,政治的決定が作成される現実的な過程を分析しようという政治過程論の立場に立つ研究も,P.ヘリングやD.B.トルーマンらの研究以降,数多くなされてきている。さらに,大衆の政治意識の研究や拡大の一途をたどる行政の研究など,現代政治の発展とともに広がった政治学の新しい領域も数多い。…
※「ヘリング,P.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」