世界大百科事典(旧版)内の《ヘンリー8世の私生活》の言及
【イギリス映画】より
…世界に通じるイギリス映画を目ざしてコルダは国際的なスタッフ,キャストによる一種の〈無国籍映画〉を作った。実際こうして,やはりハンガリー出身でハリウッドで活躍していた脚本家ラヨス・ビロ,フランスのルネ・クレール監督作品の名カメラマン,ジョルジュ・ペリナールを起用し,さらにハリウッドですでに活躍していたイギリス人の俳優チャールズ・ロートンを主役に招き,みずから監督した《ヘンリー8世の私生活》(1933)は,アメリカ市場に進出して大成功をおさめた最初のイギリス映画となった。コルダの創立した〈ロンドン・フィルム〉の国際色豊かなイギリス映画は次のようなものである。…
※「《ヘンリー8世の私生活》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」