世界大百科事典(旧版)内のヘンリー,E.R.の言及
【指紋】より
…彼は1858年インドのベンガル地方で民政事務を担当していたとき,恩給受給者に指紋を押させて個人識別を行い,二重払いの防止に成功し,77年には指紋の個人識別上の重要性について,本国政府に進言もしていたのである。その後F.ゴールトンらによって指紋の研究や分類が行われ,ロンドン警視総監のヘンリーEdward Richard Henry(1850‐1931)によって指紋が初めて犯罪調査に用いられたのは1901年のことである。なお日本の警察で指紋が利用されるようになったのは1908年からである。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」