世界大百科事典(旧版)内のベニジュケイの言及
【ジュケイ(綬鶏)】より
…体長は60~70cmくらいで,くちばしは短く,翼の先端が丸く,尾は比較的短い。 ジュケイ属の本来の分布は,ヒマラヤ山脈に沿って,西パキスタン,カシミール地方(ハイイロジュケイT.melanocephalus),ヒマラヤ山脈南縁沿い(ヒオドシジュケイT.satyra),バングラデシュ,ミャンマー北部の山地(ハイバラジュケイT.blythi),インド東部から中国中央部(ベニジュケイT.temminckii),中国東部(ジュケイT.caboti)に分布していたが,生息地の破壊や乱獲などにより現在では分布域は狭まり,ハイイロジュケイ,ジュケイ,ハイバラジュケイの3種については絶滅が心配されている。ジュケイは標高1000~1500mの森林にすみ,樹上生活が多いためか,樹上のリス,カラスなどの古巣を修理して産卵する。…
※「ベニジュケイ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」