世界大百科事典(旧版)内の《ベネチアの舟唄》の言及
【舟唄】より
…舟唄は視覚的な連想を伴うものとして芸術音楽に取り入れられた。イタリアや水にちなんだオペラの場面や,歌曲(C.M.vonウェーバー《オベロン》,ベルディ《オテロ》,オッフェンバック《ホフマン物語》,シューベルトの歌曲《水の上にて歌う》)ばかりでなく,《ベネチアの舟唄》と題する曲をメンデルスゾーンが《無言歌》中に3曲書いて以来,ピアノのための性格的小品の一種としてとくに好まれるようになった(ショパン,リスト,そしてフォーレの13曲がとくに有名)。仕事歌としての舟唄は日本をはじめ世界各地にみられる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」