世界大百科事典(旧版)内のベリースの言及
【契約】より
…聖書は旧約と新約と2書あるが,〈約〉というのは契約の〈約〉であって,それが示すように聖書的宗教の中心概念となっている。旧約聖書において契約(ベリース)という語は285回用いられてイスラエル宗教の骨格を形づくっている。ヘブライ語の〈ベリースberîṯ〉はアッカド語のbarû(縛る)の名詞形birîtu(束縛)と関係があると推測され,元来一定の約束のもとに個人または集団が相互に拘束関係に入ることを意味している。…
※「ベリース」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」