世界大百科事典(旧版)内のベルジェロン,T.H.P.の言及
【気団】より
…それで寒帯と熱帯には性質の異なる空気があって,低気圧はこの二つの空気の間の巨大な渦巻と考えられるようになった。スウェーデンの気象学者ベルジェロンTor Harold Percival Bergeron(1891‐1977)は低気圧の両側の独自の性質をもった空気の集り,気団に興味をもち,1928年に気団の概念を導入した。動きのおそい大高気圧の中では,その縁辺部を除くと空気の運動がおそく,それらが大陸や海洋のように均一な表面上にあると,空気の特性が表面の熱的特性に同化していく。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」