ベルゼルカー(読み)べるぜるかー

世界大百科事典(旧版)内のベルゼルカーの言及

【狼男】より

…16世紀末フランスの猟師が,射とめた狼の前脚を猟袋に入れて家に帰ると,見れば驚いたことに,それは彼の妻の手だったという。ドイツでは狼や熊の毛皮を着た戦士ベルゼルカーBerserkerが,着帯している獣皮のためにウェアウォルフWerwolf(狼人)と呼ばれた。スウェーデン大司教オラウス・マグヌスOlaus Magnusは,16世紀中葉,プロイセン,リウラント,リトアニア一帯に跋扈(ばつこ)した,これと同種の狼に変身する男たちから住民が受ける損害を,〈自然の狼からこうむる損害より重大である〉と記録している。…

※「ベルゼルカー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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