世界大百科事典(旧版)内のベルモンド,J.P.の言及
【勝手にしやがれ】より
…アメリカのB級映画会社〈モノグラム〉にささげられ,主人公の青年がハンフリー・ボガートにあこがれるなど,アメリカ映画へのオマージュとともに,ゴダール好みの数々の映画的引用(空港でインタビューをうけるジャン・ピエール・メルビル監督も含めて)がちりばめられている。主人公の青年を演じたジャン・ポール・ベルモンドはこれが初の主役で,出世作になった。その恋人役のジーン・セバーグはゴダールの敬愛するオットー・プレミンジャー監督の《悲しみよ今日は》(1957)から〈引用〉される形で,同じ髪形(いわゆる〈セシール・カット〉)のヒロインとして出演。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」