世界大百科事典(旧版)内のベルリン・ワークの言及
【キャンバス・ワーク】より
…イギリスでは17世紀のジャコビアン様式のししゅうが暗色のバックに花や果実の図柄を扱い,18世紀には図柄が洗練されて淡色のバックに変化し,ドイツ,オランダなどにも独特のものが考案された。1810年ベルリンで方眼紙に印刷した複製画の色刷り図案が売り出され,それをもとにベルリン製の高級毛糸で刺したベルリン・ワークが流行した。やがてイギリスのW.モリスが植物などの独自のデザインを発表し,それはアール・ヌーボーへと引き継がれた。…
※「ベルリン・ワーク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」