世界大百科事典(旧版)内のベレンスの言及
【紺青】より
…青色無機顔料の一種。1700年代初頭にドイツで発明され,のちフランスのミロリーMiloriによって製法が改良されたため,プルシアンブルーPrussian blue,ベルリン青Berlin blue,ミロリーブルーMilori blue,ベレンスなどとも呼ばれる。化学式FeK[Fe(CN)6],Fe(NH4)[Fe(CN)6],化学名はヘキサシアノ鉄(II)酸鉄(III)カリウム,またはヘキサシアノ鉄(II)酸鉄(III)アンモニウム。…
【シアノ鉄錯塩】より
…1704年ベルリンの染色業者が輸入品であったウルトラマリン(群青)の代用になる濃い青色の鉄化合物を偶然発見し,プロシア青(プルシアンブルー)と呼んだ。ベルリン青,ベレンス,紺青などともいわれる。これは黄血塩と鉄(III)塩との反応で得られるが,赤血塩と鉄(II)塩との反応でも同様の青色顔料が得られ,こちらはターンブルブルーと呼ばれた。…
※「ベレンス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」