ベントゥーリ,A.(読み)べんとぅーり

世界大百科事典(旧版)内のベントゥーリ,A.の言及

【ベントゥーリ】より

…イタリアの美術史家。モデナ生れ。30歳でトリノ大学の教授となるが,1931年ファシズムに反対して辞職し,パリ,次いでアメリカへと亡命する。戦後イタリアに戻り1960年までローマ大学の教授。《カラバッジョ研究》(1911)で早熟なデビューをした後,芸術を成り立たしめているのが芸術家をとり巻くその時代の歴史的条件すなわち〈趣味〉と,これを打ち破ろうとする〈創造的才能〉の二つであるという考えに至り,《美術批評史》(1936)で〈趣味〉の歴史を探ろうとする。…

※「ベントゥーリ,A.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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