世界大百科事典(旧版)内のベースナガルの言及
【ウダヤギリ】より
…中部インドの古代遺跡。サーンチーの北東約9kmに古代の商業都市ビディシャーがあり,その北郊のベースナガルからはマウリヤ時代からグプタ時代に至る多数の石彫が出土した。しかし現地に残るのは,土地の人々が〈カーム・バーバー〉と呼ぶ石柱のみである。…
【シュンガ朝】より
… ボードガヤーの大精舎を囲んでいた欄楯の浮彫は,簡素な図柄であるものの表現が柔らかく,より自然らしくなっている。このほかガンガー平原のマトゥラーやサールナートなど,サーンチーにほど近いベースナガルからも少数ながら重要な作品が出土している。特にベースナガルに今も立つガルダ柱は前2世紀末期にビシュヌ信者であったギリシア人ヘリオドロスが造立したものである。…
※「ベースナガル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」