世界大百科事典(旧版)内のベーダに帰れの言及
【アーリヤ・サマージ】より
…アーリヤ・サマージ(アーリヤ協会)もその一翼を担ったものであり,1875年,ダヤーナンダ・サラスバティーの提唱でボンベイに設立され,ボンベイ周辺だけでなくパンジャーブ州,ウッタル・プラデーシュ州にもとくに大きな影響を及ぼした。〈ベーダに帰れ〉という有名なスローガンからも察せられるように,この協会は,4ベーダこそが真理の源泉であり,これをもとにすることによってのみ決して誤まることのない智慧が得られると力説した。ベーダには多くの神々の名が登場するが,実はすべて唯一神(ブラフマン)の異名にすぎず,人々はその唯一神を精神的に崇拝すべきであるとして,偶像崇拝に否定的な態度をとった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」