世界大百科事典(旧版)内のペインター,W.の言及
【冠】より
…なお,イギリスでは皇族や貴族が儀式のときにかむる宝冠(コロネットcoronet)が定められ,位階にしたがって装飾が異なっている。 瓶のあたまにつけるいわゆる〈王冠〉は,アメリカのペインターWilliam Painterが1892年に発明して特許をとった。正式な名前は王冠とその裏のコルクを合わせた〈王冠コルクcrown cork〉で,そのころのガラス瓶には口にみぞがなくて利用者が少なかったが,瓶の製造業者がみぞのある瓶をつくるようになったので世界的に普及した。…
【清涼飲料】より
…しかし,近代的なそれは18世紀の化学者プリストリーによる炭酸ガスの発見,天然炭酸水の研究(1772)に始まると考えられよう。その後イギリスのハイラムコッドのラムネ瓶の発明(1843),アメリカのウィリアム・ペインターによる王冠の発明(1892)が契機となり,一方,製瓶工業,機械工業の発達に支えられ,清涼飲料工業は今日に見られるような隆盛を迎えるようになった。最近の清涼飲料に用いられる容器はガラス瓶のほか,缶,プラスチック容器(ペットボトル),紙容器などが多くなった。…
【モールフィ公爵夫人】より
…1614年初演。16世紀の著述家ウィリアム・ペインターの《快楽の宮殿》から題材を得ている。活発で美しい未亡人モールフィ公爵夫人は,ひそかに謹直な家令アントニオと結婚して2児をもうけるが,やがてその事実は家門の名誉を重んじる2人の兄,枢機卿とカラブリア公爵ファーディナンドの知るところとなる。…
※「ペインター,W.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」