ペチェルスキー,A.(読み)ぺちぇるすきー

世界大百科事典(旧版)内のペチェルスキー,A.の言及

【メーリニコフ】より

…貧しい貴族の子として生まれ,カザン大学卒業後中学校の教師となるが,民俗学的研究とくにロシア正教会からの分離派に関する知識を買われ,ニジェゴロド県ついで内務省の官吏に任用されて,分離派に対する行政を担当する。1850年代以後はペチェルスキーAndrei Pecherskiiの筆名を用いてボルガ流域を舞台とする作品を発表するが,代表作は晩年の二部作《森の中で》(1871‐74)と《山の上で》(1875‐81)である。これらの作品では,奥ボルガ地方とボルガ中流で,昔ながらの信仰や習慣を守りながら,自由で質朴な生活をいとなむ分離派教徒の生き方が,民俗色豊かに描かれている。…

※「ペチェルスキー,A.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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