世界大百科事典(旧版)内のペレス・デ・モヤ,J.の言及
【アレゴリー】より
…ドイツではヨーロッパの寓意図像集の3分の1がこの国で出版されたといわれるほど盛んで,J.ザムブクスの《寓意図像集》(1564),J.カメラリウスの《植物百種の象徴と寓意図像集》(1590),G.ローレンハーゲンの《精選寓意図像集》(1613)が著名である。スペインではフアン・デ・ボリア,フアン・ペレス・デ・モヤなどがエンブレマータの代表的な著者である。なかでもペレス・デ・モヤは神話について,その歴史的,物質的,道徳的側面という三重構造を説明するなど,かなり中世的な色彩が濃い。…
※「ペレス・デ・モヤ,J.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」