ペレス・プラード,D.(読み)ぺれすぷらーど

世界大百科事典(旧版)内のペレス・プラード,D.の言及

【マンボ】より

…本来は,キューバの民衆的な舞曲ソン・モントゥーノson montunoやダンソンdanzónの反覆部に挿入される倍テンポの部分(2小節単位を4回繰り返すのが普通)をいい,1940年ころアンセルモ・サカサス,フリオ・グティエレス,カチャーオら,もしくはアルセニオ・ロドリゲスが考案したとされている。そのスピード感のあるリズムに,歯切れのいいサックスやトランペットのアンサンブルを組み合わせて新しい音楽を創始したのが,キューバ生れのピアニスト,ペレス・プラードPerez Pradoで,49年ころから《エル・マンボQue Rico El Mambo》《マンボNo.5》などのレコードをメキシコで録音し,そのダンス・ステップとともに世界的なセンセーションを巻き起こした。【中村 とうよう】。…

※「ペレス・プラード,D.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android