世界大百科事典(旧版)内のペレタイジング法の言及
【鉄鉱石】より
…(a)ペレットpellet 微粒粉鉱石(粒度範囲は44μm以下が60~95%,10μm以下が15~25%が望ましい)に水分(約10%)と粘結剤(約0.5%)を加えて造粒機内で10~15mmの球とした後,焼成炉内において1200℃前後の温度で焼き固め,冷却したものがペレットである。このペレタイジング法は,鉄含有量が低い(たとえば30~40%)磁鉄鉱を富化するため,粉砕,磁選などの選鉱を行うときに得られる微粒粉鉱石の塊成化法として開発された。(b)焼結鉱sintered ore 粒度範囲0.1~8mmの粉鉱石に水分(5~6%)と粉コークス(3~4%)を加えて混合し,無限軌道状に動く火格子をもつ焼結炉(ドワイト=ロイド焼結機,またはDL焼結機と呼ぶ)の火格子上に30~50cmの高さに充てんする。…
※「ペレタイジング法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」