世界大百科事典(旧版)内のホイッスラーモードの言及
【磁気圏プラズマ波動】より
…反対半球の電離層(電離圏)に達した波の一部は地表に達するが,電離層で反射し何回も南北両半球間を往復することもある。電子サイクロトロン周波数より低い帯域で伝搬可能な電磁波動(ホイッスラーモード)は,周波数が低いものほど遅く伝わる性質があり(分散性),このため反対半球までの伝搬の際,低い周波数のものほど遅れて到達する。受信したホイッスラー波を音に変換して聞くと,初めは音が高く,口笛を吹くように聞こえることからホイッスラーといわれている。…
※「ホイッスラーモード」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」