世界大百科事典(旧版)内のホイットリー方式の言及
【産業民主主義】より
…この戦争遂行のためにヨーロッパ各国は国民的統合を強化する必要に迫られ,労使間の対立の緩和を達成するための積極的政策を打ち出した。イギリスでは戦時内閣が戦後社会における労使関係のあり方を検討するホイットリー委員会を設置したが,この委員会は企業,地域,産業の各段階に労使協議制を整備する構想を発表し,これはホイットリー方式として多くの国々に波及した。ドイツでは敗戦によって旧勢力が瓦解した後,社会民主党の主導下で従業員代表制による経営評議会が制度化され,労働者参加の道が開かれた。…
※「ホイットリー方式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」