世界大百科事典(旧版)内のほくろ言葉の言及
【黒子】より
…アン女王(在位1702‐14)のころはホイッグ党支持の女性は右頰に,トーリー党支持の女性は左頰に,どちらでもなければ両頰につけぼくろをするなどの政治的ほくろまであった。フランスでもルイ王朝期に流行し,ルイ15世(在位1715‐74)のころはつける場所によって額なら権威,唇なら接吻の許しなどのほくろ言葉さえあった。ほくろといっても星印や花その他があって,布や皮製のものもあり,黒と限らず多彩で,あたかも日本の《鳥毛立女屛風》の花鈿を思わせるものがある。…
※「ほくろ言葉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」