世界大百科事典(旧版)内のホソバセンナの言及
【エビスグサ】より
…種子は漢方の望江南子(ぼうこうなんじ)で,エビスグサの種子と同様に利用される。 エビスグサが所属するカワラケツメイ属Cassiaは,熱帯を中心に約450種ほどを有するマメ科の大きな属で,薬用として有名なセンナをはじめ,ホソバセンナC.angustifolia Vahl.,ナンバンサイカチC.fistula L.,それにC.nodosa L.などの薬用植物を含むし,美しい花をつける種も多く,熱帯の公園や花壇にいくつかの種が栽植されている。高級木材として家具や細工,建築に利用されるタガヤサンも東南アジア大陸部に分布する本属の植物である。…
【センナ】より
…豆果は扁平で,両端は丸みを帯びる長方形で,幅2~2.5cm。よく似たホソバセンナC.angustifolia Vahl.は葉がより狭長で,豆果の幅は2cm以下であり,英名をインドに多産するためIndian senna,または地方名からTinnevelly sennaという。どちらも葉をセンナ葉(よう)と称して,緩下剤や便秘に用いる。…
※「ホソバセンナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」