世界大百科事典(旧版)内のホルムの法則の言及
【摩耗】より
…摩耗の過程には,微細な接触の機構,接触点まわりの応力・ひずみ分布,微視的な破壊機構など,多くの機構が関与するので,見かけは単純であるが複雑な現象であり,摩擦のように簡単な法則性は見られない。大ざっぱな目安として,摩耗量は摩擦面に垂直に加わる力とすべった距離に比例し,摩擦面材料の硬さに反比例するという,いわゆるホルムの法則があるが,これが成立しない場合も多い。摩耗量の程度を示すのに,体積で表した摩耗量をすべった距離と垂直力で割った比摩耗量という量を用いることがある。…
※「ホルムの法則」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」