ホロス(読み)ほろす

世界大百科事典(旧版)内のホロスの言及

【ギリシア音楽】より

…ギリシア民謡の旋法とビザンティン聖歌のそれとの関連は指摘されているが,無半音の5音音階や7音音階(レ旋法)のほかに,半音と増2度を含む旋法が2種類あり,これらにはトルコのマカームの影響が考えられる。 ギリシア人は毎週土曜日の夕方ないし日曜の午後,教会前の広場や茶店で,人々が輪になって踊りホロスhorósを楽しむので,民謡のなかで踊歌が非常に大きな部分を占める。汎ギリシア的ともいえるシルトス,カラマティアノス,ツァミコス,そしてトルコ的色彩の濃厚なゼイベキコスとハサピコスなどの舞曲の形式に加えて,マケドニア地方のカルシラマス,テッサリア地方のカラグナス,クレタ島のペントザリスは有名である。…

【抵当標石】より

…ギリシア語のホロスhoros(複数形ホロイhoroi)の訳。ホメロスの詩ではこの語の古い形であるourosは公有地や私有地の境界標石の意味で使われているが,歴史時代には抵当に入れられた土地の境や家屋のそばに立てられた石柱で,そこには債務者・債権者の名と負債額が刻まれるのが通例であった。…

※「ホロス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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