ホワイト,M.J.D.(読み)ほわいと

世界大百科事典(旧版)内のホワイト,M.J.D.の言及

【同所性】より

…例えば,同じ地域や林に2種が生息しても特別な羽斑や声や求愛行動などの違いで生殖隔離が成立する場合などである。また,ホワイトM.J.D.Whiteは真の同所性種の分化の例として,バッタの1種(Keyacris属)の個体群の一部分で外因などによって形態,行動,生理などの関連した突然変異が集中的に起こって新種個群の核ができ,種形成に拡大する過程を論じ(1968),これを静的種形成stasipatric speciationと名づけた。しかし,この場合も,その個体群が特定の生態環境に集まる指向性によって,生態的異所性を経て種の分化が起こったと考えられ,完全な同所性種の分化はあり得ない,とマイヤーは考えている。…

※「ホワイト,M.J.D.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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