世界大百科事典(旧版)内のホーファー,C.の言及
【ワイマール文化】より
…O.ディックスの三枚絵《大都会》(1928)や《戦争》(1932)は終末論的ですらある。ベックマンの超越論的即物性を経て,ホーファーCarl Hofer(1878‐1955)はすでに実存性にまで到達した。 他方,表現主義以上に否定性を徹底させ,もはや〈芸術〉の革命ではなく,市民社会の崩壊意識そのものを一つの運動体として破壊的に体現したのが,〈すべてに対するアンチ〉を旗印とするダダイズム(ダダ)であった。…
※「ホーファー,C.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」