世界大百科事典(旧版)内のホーフハイマー,P.の言及
【ドイツ音楽】より
…中世のドイツの多声音楽は,まだフランドル,フランス,イギリスを模倣する段階であったが,15世紀前半のパウマンKonrad Paumann(1415ころ‐73)らにおいて,ドイツ人が音楽理論にすぐれ,またオルガン音楽の分野で早くから独自の能力を発揮していたことを示している。 ルネサンス時代になると,多声音楽の分野でようやくホーフハイマーPaul Hofhaimer(1459‐1537),ゼンフルLudwig Senfl(1486ころ‐1542ころ)らのドイツ人音楽家が活躍するが,しかし彼らに影響を与えたのはフランドル人のイザークである。またルネサンス後期にはラッススのような偉大なフランドル人音楽家がミュンヘンを中心に活躍して,ドイツ音楽の発展に寄与した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」